節分には「季節を分ける」という意味があるそうです。
暦で春が始まる前の日を「節分」といいます。
春が始まる日を「立春」といい、毎年だいたい2月4日頃です。
(2023年は2月4日が立春なので、2月3日が節分です。)
節分は、みんなが健康で幸せに過ごせるように願う日です。
そのためにみんなで豆をまきます。
これには、悪いものを外に出し、良いものを中に入れる意味があります。
「鬼は外〜、福は内〜」と言いながら、豆を鬼にぶつけます。
そうすると、鬼(悪いもの)は外に逃げ出し、福(良いもの)は家の中に入ってきます。
この時、大人の人が鬼のお面をつけて、鬼の役をすることも多いです。
使われる豆は大豆が多いですが、地域によっては落花生を使うところもあります。
豆にはたくさんエネルギーがあるので、年齢の数だけ豆を食べると良いとも言われています。
家の玄関には、「柊鰯(ひいらぎいわし)」という鬼の嫌いなものを飾る家もあります。
鬼が家の中に入ってこないようにという魔除けのためです。
最近は、「恵方巻き」という巻き寿司を食べる習慣も広まってきています。
節分の日に、恵方(その年の幸運な方角)を向いて、切っていない恵方巻きを無言で食べます。
一言も話さずに最後まで食べ切ることができると、願い事が叶うと言われています。